対応する症状一覧

肩関節の痛みのアイコン
07  肩関節の痛み

四十肩・五十肩<肩関節周囲炎>、腱板断裂手術後 etc…
01 肩関節の痛みとは

肩の痛みをもたらす疾患には様々なものがありますが、代表的なものとして、「肩関節周囲炎(五十肩)」、「肩蜂下(けんぽうか)インピンジメント症候群」、「腱板断裂(けんばんだんれつ)」などがあります。

02 肩関節の痛みの原因

「肩関節周囲炎」:50~60 歳代によくみられる、いわゆる「五十肩」のことですが、ときに英語圏で使われる frozen shoulder に対する訳語としての「凍結肩」、あるいは「癒着性関節包炎(ゆちゃくせいかんせつほうえん)」とも呼ばれます。
肩関節周囲炎は、特に誘因なく肩の痛みが現れ、腕を上げられないなどの可動域制限をともないます。
「肩蜂下(けんぽうか)インピンジメント症候群」:肩甲骨の先端部にある肩峰と腱板の間には、クッションの役割を果たす肩峰下滑液包があります(図)。しかし、頻繁な繰り返し動作で腱板や肩峰下滑液包が炎症を起こすことなどにより、肩の痛みを生じます。「腱板断裂(けんばんだんれつ)」:4 つの筋(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の腱から構成される腱板が断裂することにより、痛みに加えて、断裂した筋の筋力低下を生じます。腱板断裂は中高年以降に多く、加齢にともなって発症するほか、喫煙、外傷、スポーツなどの様々な要因によって発症します。

03 当院の施術について

肩関節とは1つの関節を意味していないのはご存知でしょうか?肩関節は4 つの関節から成り立っています。それらが影響し合って肩が機能するため、その4 つの関節を診ることも重要になります。

04 肩関節の痛みへの向き合い方

肩の関節は、丸い関節で球関節に分類されます。つまり、とても運動範囲が広い関節です。逆に言えば、肩の運動制限が起こると日常生活に大幅に支障が出ます。それだけ、私たち人間は肩が自由に動けることで身辺活動が円滑にでき、目的動作を果たすことができています。
日常生活に支障が大幅に出るために焦りや不安が強くなりますが、肩の関節に痛みが出る意味を一緒に考え、自由に動けるように向き合いましょう。